ドキュメンタリー映画三部作
【トレス・ジョイアス 〜多文化社会で輝く仏教〜 】

ブラジルで20世紀初頭にアジア系移民の宗教として始まった仏教が、ブラジル人信者の増加に伴い、ブラジル仏教の萌芽ともいうべき段階を迎えている。本作品はブラジルの仏教の“今”を仏法僧の(ブッダ・ダルマ・サンガ)の三法に則る三章の映像作品で記録映画化。そこには21世紀の多文化社会で発展を遂げる仏教の姿があった。

  • 【第1章】「ブッダ 〜僧侶になったブラジル人〜」の主人公はアジア各地からブラジルに仏教の種が持ち込まれた輸入仏教期の教団に育てられ、今やブラジルを代表する僧侶となった様々なバックグラウンドを持つ5人のブラジル人僧侶(真宗大谷派南米本願寺の釈利満師、曹洞禅系ブラジル禅の孤圓師、チベット仏教ニンマ派系CEBBのラマ・パドマ・サンテン師、チベット仏教ゲルク派系ダルマセンターのラマ・ミシェル師、浄土真宗本願寺派ブラジリア本願寺の釈清浄師)。その求道の軌跡、仏教観に迫ることで、ブラジル仏教の成熟の背景を探る。

  • 【第2章】「ダルマ 〜教えの伝達と実践〜」では仏教伝搬に携わる民間の仏教徒の活動を追う。医師として活動する傍らポルトガル語で数々の仏教書籍を刊行してきたボディーガヤ出版社代表・エニオ・ブルゴス氏、仏教雑誌『BODISATVA』の編集長と禅団体VIA ZEN(禅道)の会長を務めたジョゼ・フォンセッカ氏、仏教哲学の分野で仏典翻訳を行うジョアキン・モンテイロ博士、ブラジルの仏教書出版社としては最もよく知られるパラス・アテナ出版社代表のリア・ディスキン氏、禅マイトレーヤ研究所で仏教文化の研究育成を続けるセルソ・マルケス氏の5人のインタビューからブラジルでの仏教伝道の道筋や課題を描く。

  • 【第3章】「サンガ 〜多様性を生きる〜」では仏教コミュニティのあり方や社会との関わりを、新旧の団体に見る。2015年に首都ブラジリア連邦区の歴史文化遺産に認定されたブラジリア本派本願寺、曹洞宗南アメリカ国際布教総監部が所在するサンパウロの南米別院佛心寺とリオグランジドスル州の禅団体VIA ZEN、現在ブラジルで最も成長する仏教団体の一つCEBB(Centro de Estudos Budistas Bodisatva)だ。浄土真宗、禅、チベット仏教系の3つの仏教コミュニティを通してブラジルのサンガの現状と展望を考察する。

 

【原題】TRÊS JOIAS – Caminhos do Despertar – 

【上映時間】60分 x 3章 【公開】2018年

【言語】ポルトガル語 / 英語 / スペイン語/ 日本語

【制作会社】EBISUフィルムス

【制作協力】国際仏教文化協会〔IABC〕 仏教伝道協会〔BDK〕

【後援】真宗大谷派南米本願寺 曹洞宗南アメリカ国際布教総監部 ブラジリア本派本願寺 CEBB VIA ZEN CENTRO DE DHARMA  INSTITUTO CAMINHO DO MEIO